ぬか床の水分調節
ぬか漬けを作り続けていると、いつの間にかぬか床が水浸しに!なんてことありませんか?
ぬか漬けを作っていると、野菜の水分がぬか床に移ります。
この水分がぬか床に移行して、ぬか床はすぐに水っぽくなります。
ほったらかしにすると正常な菌活動が行われず、乳酸菌以外の酪酸菌や雑菌が繁殖してしまいます。
野菜を漬けるたびに水分はこまめに取ってあげましょう。
ここでは簡単に正しい水分量を保つためのお手入れを紹介します。
ぬか漬けを漬ける時にやって欲しいこと
ぬか床に野菜を入れる前に、塩もみをする。
野菜をぬか床に入れる前に、ひとつまみの塩をつまんでよく揉んであげてください。
しばらくすると野菜から余計な水分が出てきます。
野菜をぬか床に入れる前に、余計な水分をキッチンペーパーなどで拭いてあげるとぬか床が水っぽくなりにくくなります。
ポイント
塩もみしてから30分以上おいてから入れるとより効果的です。
野菜を入れた後は、キッチンペーパーをまるめてぬか床へ
ぬか床に野菜を入れた後は、じんわりと野菜から水分がぬか床へ移行してだんだんと水っぽくなります。
次の日に蓋をあけたら水びたしなんてことにならないように、事前に吸い取ってあげましょう。
野菜を入れたらキッチンペーパーで容器の縁を綺麗に拭います。
キッチンペーパーを丸めたものを容器の四隅に入れます。
ぬか漬けを漬けるのと並行して水分を吸い取ることが出来るのでとっても楽ちんなお手入れです。
ポイント
(キッチンペーパーは翌日か、ぬか漬けを取り出す時に取り出してください。)
ぬか漬けを作り続けていると、野菜の水分がぬか床にうつり水っぽくなります。
キッチンペーパーで余分な水分を吸収できます。
この方法は野菜を漬けている状態でも並行してできるのでとても便利です。
ぬか漬けを作り続けて水分が多くなってしまった時は?
あっという間にぬか床が水っぽくなってキッチンペーパーで水分が取り切れない!
そんな時はぬか床ごと大きなザルに移し替えましょう。
30分ほどおくとぬか床から水が抜けるので、もう一度容器に移してお手入れを開始してください。
まるで砂漠!?パサパサになってしまったぬか床
水分の多い野菜を入れる
野菜自体に水分を多く含む大根やキャベツなどを漬けてあげると、野菜から出る水分によってぬか床の水分量が増えます。
この時はキッチンペーパーなどは入れずにそのまま漬けてください。
漬ける前から水分量が少ない時
胡瓜、かぶ、大根など塩もみをして30分ほどボウルにおいてください。
ボウルに溜まった野菜の液をぬか床に入れてから漬けると水分が少なくても漬けやすくなります。
少量であればミネラルウォーターか煮沸した10%の塩水を入れても大丈夫です。
まとめ
足しぬかをする時も注意が必要です。
100g~200gを目安に足すとぬか床の水分が足りなくならずに済みます。
必ず足す前にはぬか床の水分量を確認しましょう。
水分が足らなければ乳酸発酵が進まなくなり、多すぎると雑菌が繁殖してぬか床が傷んでしまいます。
理想は耳たぶぐらいの柔らかさを保つことで、乳酸菌も元気に育ちます。
水分が少なすぎても、多すぎてもぬか床にとっては悪環境なので上手に水分調節をしてください。