ぬか漬けに使う塩の種類。
塩は大きく分けて「精製塩」と「天然塩(自然塩)」、「岩塩」など様々な種類があります。
塩気がまろやか、旨みのある「天然塩(自然塩)」。
天然塩の中でも、四方を海に囲まれた日本で生産されている塩は、ほとんどが海水塩です。
塩分の強さ、あと味、旨みなどは産地や製法によって異なりますが、ミネラルが豊富でまろやかな味わいのものが多いので、食材本来の持ち味をじんわりと引き出すのに適しています。
とくに粒が粗めで「にがり」を多く含む「あら塩」などという名前で販売されている塩がぬか床には適しています。
とくに粒が粗めで「にがり」を多く含む「あら塩」などという名前で販売されている塩がぬか床には適しています。
シャープな塩気とキレ、パンチのある「岩塩」。
むかし海だった場所が隆起するなどして海水が閉じ込められ、何らかの形で結晶化したものがこの岩塩です。
ドイツやオーストリア、イタリア、アメリカ、南米アンデス、モンゴルなどで産出される外国産の塩です。
海水塩と同じくミネラルが豊富ですが、塩気がよりきつめで、また地中からのミネラルや有機物が入り込むため、色もさまざまなものがあります。
お好みでぬか床に使用しても問題ないかと思います。
海水塩と同じくミネラルが豊富ですが、塩気がよりきつめで、また地中からのミネラルや有機物が入り込むため、色もさまざまなものがあります。
お好みでぬか床に使用しても問題ないかと思います。
あまりおすすめしないのが「精製塩」です。
海水から電気分解でナトリウムイオンを抽出し濃い塩水をつくり、その後煮詰めて塩の結晶をつくります。「食塩」または「食卓塩」として売られています。
大規模生産されていて安価で入手でき、品質が安定しています。ミネラルなどの成分が取り除かれ、ほぼ塩化ナトリウムのみ(99・5%以上)の状態。サラサラしているので水に溶けやすいのも特徴です。
パッケージの表示で、工程に「イオン膜」と記載されていることが多いです。