なぜ漬かりにくくなるの?
原因は様々ですが、だいたいは下記のいずれかによるものです
ぬか床の温度帯が低すぎる
ぬか床の最適な温度は20℃から25℃前後。
この温度帯より低いと乳酸菌の発酵が抑えられて、発酵のスピードが緩やかになります。
この状態で使い続けていると、なかなか上手に発酵がはじまらずぬか漬けが漬かりにくい場合があります。

ぬか漬け先生
そんなときは暖かいとろこに移動したり、人肌程度の温水をペットボトルなどに入れてぬか床に入れてください。
ぬか床の温度があがって乳酸菌の活動が活発になっていきます。
ぬか床の水分が少ない
ぬか床の水分が少なくてパサパサした状態だと発酵が悪くなります。
過剰に水分を吸い取らず、適度な水分を保つことも重要なポイントです。

ぬか漬け先生
パサパサの状態になってしまったら、塩もみした時に出る野菜の水分も一緒にぬか床に入れてあげましょう。
ボウルなどに塩もみして30分くらい放置してあげると、より多くの水分が容器にたまります。
ぬか床の塩分が足りない
ぬか床の塩分が少なくなってくると発酵の進みが悪くなって、漬かりにくくなります。
適度な塩分を保ってぬか床の状態を良好に保ちましょう。

ぬか漬け先生
ぬか床をひとつまみつまんで、舌先でなめてみてください。
少ししょっぱいかな?と感じるくらいが適正な塩分です!
冷蔵庫から取り出して常温に戻してあげるのも一案です。
一晩、冷蔵庫から取り出して常温に戻してあげると良好な発酵がはじまります。
ただし、30℃を超える暖かいとろこに放置しすぎると乳酸菌以外の雑菌の繁殖につながるのでご注意ください。